いよいよ待ちに待ったテンカラ釣行!テンカラの鬼として知られる、榊原正巳さんの鬼塾に行ってきました。これが、私の夏のボーナスです♪
なお、塾の細かな内容や場所、ポイントなどには、ほとんど触れていません。鬼師匠とお会いできた喜び、面白い奥深いテンカラに触れられた喜びを皆様と共有できればと思います。鬼師匠にも事前に内容確認いただき、お許しをいただいた上で、掲載しています。






感動の初対面

前日の夜行バスで出発です。ウェーダーなどを入れたトートバッグに、竿の突き出したリュックを背負って、駅へ向かいます。
23:00発で、朝の5時半着。早い時間に予定を合わせていただいて、恐縮の限りです。

バスは予定より少し早めに着いて、待っていると、竿の突き出たリュックを見て、車を止めて手を振っていただきました。

感動の初対面です。

ちょっとした手土産と「てんからビギナーず」の名刺を半分無理矢理にお受取りいただき、助手席へ座らせていただきました。

この後、二人合流して、3人での鬼塾開幕です!


いよいよ鬼塾開始

台風5号が心配されましたが、なんとかその影響は免れました。当日の予報は曇りでしたが、晴れ間がのぞいて、風もなく、いいスタートをきれました。

川の状況は、やや渇水。
当日の渓相
当日の渓相


まずは、キャスティング指導です。竿の長さ、硬さ、重さ、重心、ラインの種類、太さ、長さ、それらに合わせた振り方がある、力を入れるタイミングと強さ、力を抜くタイミングと抜き方がある、3人ともそれぞれ違う竿で違うライン、鬼師匠はどれを使っても、スパッとラインが伸びて、フワッと毛針が水面へ落ちる、見ている分には実にシンプルな動きで簡単そうに見えますが、いざ自分でやってみると中々そうはいきません。岩と岩の隙間、10cmの隙間に、一発で入れる精度の高さ、本物のキャスティングを目の当たりにしました。
そんな中、綺麗な1尾が飛び出しました!
午前の綺麗な1尾
午前の綺麗な1尾







釣り方は無限大

3人で順番に実釣開始です。私の番、ここをやって見てください、緊張しながらも自分の釣りを…。そして振り返って、鬼師匠に「どうでしょう?」とお伺い、すると、鬼師匠は、すぅっと前へ出て、私が攻めたポイントの右側へ数回キャスティング、パシャっと魚が出て綺麗な1尾!
悔しいながら美しく輝く1尾
悔しいながら美しく輝く1尾


私は一言、悔しい…鬼師匠は「流してないところで掛けた、それを悔しいと思ってくれればいい」。「少し遠慮したでしょ?それはマイナス、どんどん釣らなきゃ!」私が攻めたポイントのすぐ右側で釣れたことについては、「ポイントを大事に攻めた証拠」と、その点はお褒めのお言葉をいただきました…が、魚を掛けたか、掛けられなかったかの差は大きい、痛感しました。

その日の状況、時間、さらには川の流れが変わる一瞬のタイミング、また魚の動きなどなど、様々な要素によって、立つ位置、竿の振り方、角度、毛鉤を打つ場所、毛鉤を流しす筋、竿先の位置、全てが変わってくる。釣り方は無限大です。






真後ろで鬼師匠の視線を体感

ブルーシートを引いて昼食を取り、午後からは少し怪しげな空模様。釣り人も多い川で、魚もすれている、中々厳しい状況とのお言葉とは裏腹に、師匠の毛鉤には反応があります。鬼師匠の真後ろにへばりついてその釣りを間近で体感しながら、また3人で順々に釣りをしますが、中々、掛かりません。少し上流へポイント移動。

移動後、少し休憩をして。いざ釣り始めた途端に大粒の雨、葉っぱが数枚流れてきたり、水も濁り始め、一次撤退。ポイント移動です。安全が第一、危険察知能力も大事な要素です。

何かあっても逃げ場がある、安全な場所で再開です。






「そこじゃない」、「ここ…」

鬼塾も大詰め、「ここのポイントをやってみて」、と私は、まずばポイントを眺めてから、竿を振ります。「そこじゃない」、もう一度振ります、「そこじゃない」と、後ろから手を添えてもらって一振り、「ここ」…すると、パシャっ!、「ほら出るでしょ」、ポイントには攻める順番があって、それが分かると釣れる魚は増える。言葉が耳に入っていても、私にとっては奇跡でも見ているかのような感覚でした。しかし、鬼師匠は「普通なことを普通にやっているだけ」とおっしゃられます。考えて考え抜いて、試行錯誤を繰り返して、実践を積み重ねて重ねて。どんな釣り方にも限界はある、しかし、その限界を限りなく少なく、突き詰めていく、どんなことにも理論、理由がある、だからこそ、これが普通だと言えるのだと思います。ここに流してここで掛かった、ここを流して魚は出たけど掛からなかった、それをその場で自分の目で見て、その理由、理論を聞けることに、鬼塾の意義がありました。こういったブログを書いている私が言うのもおかしな話ですが、テンカラ釣りが、文字や映像だけで理解できるものでないことを痛感しました。色々な竿、ラインを試してみる。色々な人の釣りを見る。川や森をよく見る。釣りをする。やらなければならないことが、山ほどあります。






おわりに

他のお二人は車で来られていたので、待ち合わせ場所まで帰ってきて、そこでお別れしました。本当に幸せな体験を共有できたこと、ありがたく、嬉しく思います。お疲れ様でした。
私はそこから最寄り駅まで車で送っていただき、またよろしくお願いしますと、最後のお別れを告げ、新幹線で帰路へつきました。

夕食に食べたしょうゆチャーシューメンが、疲れた体に染み渡りました。ありがとうございました。

今回の鬼塾は驚きの連続でした。今の自分では言葉は頭に入っても、身になるにはまだまだ考えること、経験することが必要だと実感しました。こんな体験は、中々できるものではありません。経験を積んで、またお会いしたいと思いました。

1日を通して、鬼師匠の「ここ、いいポイントだね」「楽しいね」「面白いね」とおっしゃる時の笑顔が、とても印象的でした。心底テンカラを楽しむ、これを体現されている師匠とお会いして、私もまたさらにテンカラ釣りが好きになりました。

鬼師匠、ご一緒させていただいたお二人、また私に時間を作ってくれた家族へ…幸せな1日をありがとうございました。

“鬼師匠に弟子入り!鬼塾テンカラ釣行記2017/8/5” への2件のフィードバック

  1. いつもは必ずサポートとしているのに、すいません、用事があり鹿児島へ行ってました。鬼師匠、優しくて、ほんとうにすごい技術の持ち主でしょう。鬼塾にご参加いただき、ありがとうございます。綺麗なのをかけて、よかったねぇ。
    最後に行ったラーメン屋は、師匠が20年近く通う、磐田にあった有名店。うまいよねぇ。また、会いましょうね。
    もう一度、ありがとうございました。

    1. 鬼嫁様

      コメントいただき、大変光栄です。ありがとうございます!鬼師匠、声は穏やか、優しいお人柄で、かつ熱意の感じられる素晴らしいお方でした。お会いできただけでも、しみじみ良かったなぁ、と感じています。さらには、師匠のテンカラを肌で感じられたこと、とても貴重な時間でした。こちらこそありがとうございます。

      夕食をご一緒できるなんて、大げさに聞こえるかもしれませんが、夢のようでした。朝から晩まで幸せな1日になりました。

      まだまだ、理解できていない部分も多いと感じ、またお会いしなければいけないと感じています。その時は、是非、お会いできること、楽しみにしています。

      ありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いします。

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