スペック

  • 長さ 3.3m
  • 継数 8本
  • 仕舞い寸法 50cm
  • 自重 72g






キャスティング

商品説明では、軽量レベルラインが振れる、6:4調子とあります。全体的な印象としては、硬めの竿であるということです。硬いからといって、レベルラインでキャスティングがしにくいかというと、そういうことはありませんでした。私が使用しているのは4号と少し太めです。ラインの長さについては、4.5mくらいならストレスなく振ることができます。川によっては6mを使うこともあり、毛鉤までしっかりと力が伝わる程度に振り込めます。しかし、6mとなると、やはり、竿の長さが物足りなく感じてきます。

一般的には、安価で硬い竿ではキャスティングしにくく、上達が遅くなると言われます。つまり、道具はいいものを買うべし、と言われます。いいものが買える方には私もそれをお勧めします。
しかし、まず手始めに始めてみたいという方にとってはできるだけ出費は抑えたいというのが本音だと思います。少数派かもしれませんが、私は、こちらの商品のように安価なものでも、十分に始められると思っています。それは、私自身がそうであったからです。






安い竿はダメなのか…?

少し脱線しますが、私なりの考え方を述べさせていただきます。
テンカラ釣りは道具がシンプルであるが故に、それを技術や工夫で補っていく釣りです。スポーツと同じように、練習して、様々な技術を身につけていく、そういう釣りだと思っています。
いいシューズを履いたから、サッカーが上手くなるのか。良いバットを使えばバッティングが上手くなるのか。必ずしもそうは言えないと思います。それは、サッカーがボールを蹴るという体の動かし方を、また野球のバッティングが球を打つという体の動かし方を磨くスポーツだからだと考えます。どの部分を、どの角度で、どの程度の強さ・スピードで当てるか、意識はしなくとも、日々の練習で感覚を磨いているわけです。
テンカラのキャスティングでいうと、腕を振る角度、スピード、タイミングといった体の動かし方を身につける事がキモだとおもっています。本質は、道具の良し悪しではなく、体の動かし方にあると思っています。どのような道具であっても、その道具に合わせた動きが必要になってきます。
私が言いたいのは、良い道具は不要ということではなく、高い買い物をしなくても始められる釣りだということです。良い道具を選ぶのも良し、安価なものでも始めるのもまた良し。






やり取り、取り込み

30cm程度までの魚に関していうと、問題なくやり取りができます。

総評

テンカラ竿の中では安価な部類に入る竿です。私が購入した時は4500円ほど。これからテンカラをはじめる「てんからビギナーず」の皆様には優しい価格設定です。
ネット上のレビューを見ていると穂先が折れた、リリアン(ラインを取り付ける部分)が取れたというものがあります。私が使っているものについては、そういったトラブルはありませんでした。今でも十分活躍してくれる竿です。ただ、安い分、購入時の初期不良の点検や返品・交換などの保証は確認しておいた方がいいかもしれません。