長らくお付き合いいただきました皆様、ありがとうございました。製作記も今回で最終となります。完成した竿をご紹介していこうと思います。

製作したテンカラ和竿の概要

尺貫法で表したいところですが、中途半端な長さになってしまっているので、メートル法でご紹介します。

全長

3.2m

仕舞寸法

130cm

重量

160g

調子

7:3







写真館

お手製テンカラ和竿の手元

お手製テンカラ和竿の芽打ち

2017/5/1お手製テンカラ和竿①

2017/5/1お手製テンカラ和竿②

2017/5/1お手製テンカラ和竿①







動画でご紹介

出来上がった竿を、早速使ってみました。竿の曲がり具合や、キャスティングの様子などをご覧ください。小さくて見づらい動画になってしまいました、ご了承ください。


完成した竹竿を使用しての釣行記はこちら






今回の反省点

竿の重さ

今回作った竿の重量は160gです。そもそも、重ためのテーパーラインを振るものとして製作したものですが、やはり、重たい。レベルラインを振るには竿自体が重すぎて、竿の反発力を作り出すのに力が入ります。重たくなってしまった原因は以下が思い当たるところです。

手元側の補強が過剰

手元上を手元に貫通させましたが、通常、重なりは15cm程度でも十分な強度を保てるそうです。
今回はさらに手元上への中芯まで入れましたが、そこまでは必要なかったかもしれません。
しかし、手元の補強によって、竿の重心を手元側に寄せることができており、持ち重りしはしにくくなっています。







素材の太さ

今回は並継の加工を行いました。素材として使用した矢竹は節の出っ張りが少なく、並継ぎが作りやすいだろうと考えましたが、レベルラインが振れるように、より細く作るには印籠継ぎが適しています。テンカラ釣りには竿の軽さも重要な要素であるため、印籠継ぎが適していると言えるかもしれません。

竹の割れ

今回、作業途中で竹に割れ目が入ってしまいました。糸を巻いて塗料を塗り補強を行いましたが、今後使っていく中で、ここから折れてしまう可能性もあります。おそらく、節抜きをする工程で負荷がかかったのだと思います。仕方がないのかもしれませんが、しっかりキリは研いで、より慎重に作業したいと思います。







穂先の素材

カーボンソリッド、800mmのものを使用しました。できれば、穂先も竹を使いたいです。穂先には高野竹、布袋竹の細くて長いものが良いのですが、中々、そういった素材は見つからないのだそうです。自分で竹を探して切り出すところから始めないと、難しいと思っています。
次は自分で竹を探して選ぶところから挑戦してみようと思います。

矯めに挑戦したい

今回は火入れ、矯め済みの素材を購入して製作しました。やはり、初心者にとっては難易度が高く、まずは1本作ることを経験する、ということはとても大事なことだと今回感じました。今回はいい経験ができたので、次は竹の採取~乾燥、矯めまで自分でやってみようと思います。ただ、乾燥には1年とか2年とかかかるので、その間には、また何かに挑戦しようと思っておます。

おわりに

ようやく念願のテンカラ和竿が完成した喜びと、なんとか魚を掛けるところまで、やり通せたという安堵。しかし、作りながら反省点も見えてきて、このままでは終われない気持ちになっておます。釣りがしたいのか、竿を作りたいのか、自分でも分からなくなっています(^^;)

今回、挑戦できて、本当に良かったです!最後までお読みいただいた皆様には、心より感謝申し上げます。

以上で、初めてのテンカラ和竿製作記、完結。ありがとうございました。