テンカラ釣りでは、主に水面~水面直下に毛鉤を流して釣りをします。つまり、魚が川上から流れてくる餌を待ち受けている状態であることが求められます。今回は、「釣れない」=「魚がいない」ではない、という視点で、テンカラ釣りのポイント選びを見ていこうと思います。






釣れる魚と釣れない魚がいる

冒頭でも少しのべましたが、テンカラ釣りでは水面~水面直下を主に狙って釣りをします。では、魚は常に水面近くに流れてくる餌を意識しているのか、というともちろんそんなことはありません。泳ぐのに疲れたので岩陰でゆっくりしたい時もあれば、お腹がすいたから水がよく流れていて餌がたくさん流れてくるところに出ていくときもあります。また、そんなにお腹はすいていないけど、流れてくるエサは食べてもいいよ、という状態もあるでしょう。このように、魚も季節や時間帯、水温の変化などによって、その状態が変わってきます。テンカラ釣りで釣れる魚は上記のうちどのような魚でしょうか。そうです、積極的にエサを求めている状態、つまりある程度活性の高い魚です。岩陰に隠れてしまっている魚はもちろん、川の流れの底のほうで何となく流れてくる餌だけを食べているような状態の魚は、テンカラ釣りで釣るのは難しくなってきます。

要は、川の中には釣れる魚と釣れない魚が存在していることになります。季節や時間帯、水温の変化によって、釣れる魚が多いのか、少ないのか、こういったことが釣果に直接影響してきます。







釣れない魚は釣れないと見切りをつける

上述の通り、狙ったポイントに魚がいても、毛鉤には反応しない魚がいるということです。そういった魚には見切りをつけることがテンカラ釣りでは重要になってきます。水面近くを意識している魚以外は釣りにくいというハンデを、手返しの良さで次々と釣れる魚を探していきます。
そこにいる魚にいかに食わせるかというのは、餌釣りやフライフィッシングの範疇ではないかと考えています。もちろん、毛鉤を沈めて魚の口元へ毛鉤を運ぶ、あるいは毛鉤を動かして誘いをかけるといった、方法があると判断した場合には、もちろんそれを試してみます。しかし、それらのアプローチは、魚にいかにして食わせるかという考え方ではなく、自分の技術で魚が反応するのかを確かめる、つまり反応しなければ見切りをつけるという感覚で釣りに挑みます。







ポイントを探す× 釣れる魚がいるかを探す〇

魚釣りをするうえで、最も重要なことは釣れるポイントで釣りをすることです。これは、テンカラ釣りでもいえることで、どういう流れでどういうポイントで魚が毛鉤にくいつくかを予測しながら釣ることで、釣果は全然違ってきます。しかし、私がテンカラ釣りに抱くイメージは、釣れるポイントを探すというよりは、そこに釣れる魚がいるかを確かめるという感覚に近いです。テンカラ釣りの良さは、シンプルであるが故の、手返しの良さです。次々にポイントへキャスティングして、次々に移動しながら、魚がいる場所を探す釣りではないかと考えています。それを繰り返していくことで、結果的に魚が釣れるポイントがわかってくるのではないかと考えています。
魚が釣れるポイントは、釣れる魚がいるところ。なんとも、禅問答のような内容になってしまいましたが、何となくお分かりいただけましたでしょうか。なんとなくでもテンカラ釣りのイメージをつかんでいただけたなら幸いです。

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